香川県の観光推進マスコットキャラクターの『青鬼くん』ご存知ですか?
香川県には女木島に鬼の洞窟があり、鬼が島とも呼ばれていますよね。
それにちなんでの青鬼くんだと思っていませんか?
本当は “ないた赤鬼” という童話の中に出てくる 青鬼くん がモデルなのだそうですよ。
どこだかの山に、気立ての優しい赤鬼が住んでいました。
赤鬼は人間と友達になりたいと思っていましたが、人間は鬼を見ると逃げてしまいます。
そんな赤鬼の話を聞いた青鬼は
「僕が村で暴れてくるよ。そこへ君がやってきて僕の頭を殴れば、人間は君が優しい鬼だとわかって友達になれるよ」
赤鬼は気が進みませんでしたが、青鬼は村へおりて大暴れ。そこへ赤鬼がかけつけて青鬼の頭をこつん。
青鬼は「もっとぽかぽかしっかり殴れ」赤鬼は青鬼に言われた通りにぽかぽか青鬼を殴りました。
こうして赤鬼は心の優しい鬼だとわかり人間の友達ができました。
ある日、赤鬼は青鬼のことが心配になり、青鬼の家へ行ってみました。しかし家は留守で戸に張り紙がでていました。
『赤鬼くん、ぼくは旅にでます。君と付き合いを続けていけば、人間は君を疑うことになるでしょう。
だからぼくはしばらく旅に出ます。さようなら。どこまでも君の友達・・・・・青鬼』
赤鬼はだまってそれを読みました。二度も三度も、涙を流して読みました。
浜田廣介さんの童話 ”泣いた赤鬼” より
童話の中では青鬼が旅に出て終わりになっていますが、
その後の設定で、旅に出た青鬼が全国をめぐり、香川県に立ち寄ったとき、
お接待の心、人々の温かい心、に感謝してこの地に住み着いたということにしているのだそうです。
香川県の観光推進のマスコットキャラクター ”親切な青鬼くん” は
お客様を温かく迎えるように、やさしい心がひろまるように
との思いも込められて誕生したようです。
さくらガーデン喜楽にも、この青鬼くんのぬいぐるみが皆さんを温かい笑顔で見守ってくれています
どこに居るのか、是非探してみてくださいね。